新鮮な湯の必要量は?
昨日コメントいただいた、松田さんの過去記事
http://yadosen.livedoor.biz/archives/50861162.html
に、「新鮮な湯がどれくらい必要?」というのがありました。
それによると、
中央温泉研究所の所長さんの見解は、
「1人あたり、毎分0.5リットル程度あれば十分」なのだそうです。
う~ん、よくこんな調査結果を見付けられたものです。
スゴイ意気込みで、尊敬してしまいます。
しかし実は最初、「ん、そんなに少ないか?」とは、正直思いました。
って言っても私の意見は、なんか具体的な根拠があるわけではなく、
ペットボトル一本ぶんという容量の自分の感覚だけのハナシなんですが^^;;
ただいずれにせよ私が気になったのは、理系出身者の性分か、
「これ、どういう条件で、何を指標にしたのか?」と言う点です。
理系の人って、そういう風に考える「躾」を受けるのですよ^^;;
「前提条件は何か?条件が違えば結果も変わりうる!」って。
モチロン専門機関の所長さん(=やっぱり理系)のご発言ですから、
単なる愛好家の私なんかよりよっぽどご専門で、
幾つかの条件でチャンと実験結果を出された上での見解、
というのは十分分かります。
数値自体の信憑性を疑っているわけではないです^^
だから余計、「どういう根拠?」かを、愛好家として知りたくなりました。
と、言うのは、かみ砕いて言うと。
温泉に限らず、何かが変化する、というのを科学的に示すのには、
なんらかの項目数値の「時間的な変化」を測らなければなりません。
1.その項目は何か?
2.どの位の期間・頻度で変化を見たか?
3.変化の程度(変化率)はどの程度範囲か?
こう言ったことを総合的に見て判断する必要があります。
温泉の場合に私の想像で考えられる測定項目は、
・pH、・一般生菌数、・大腸菌群、・蒸発残留物、
・酸化還元電位、・COD(化学的酸素消費量)
などの「変化」を、一定時間毎に見ていく必要があるかな?と。
あと、泉質によっては、
・溶存ガス(CO2、H2Sなど色々)量、
・第一鉄イオン(Fe-2+)濃度と第二鉄イオン(Fe-3+)の比率
・比重
なんかも調べるのかも知れませんね。
更に、「実験条件」と言う観点でみると、
・計測に使った源泉の水質は?
・浴槽の大きさ・容量は?
・湯の注入方法は?
・何種類の源泉を用いて、何回比較実験したのか?
・計測時の入浴人数は何人?
といった条件により、数値範囲がだいぶ変動すると考えられます。
例えば一般論として、殺菌力の強いと言われる酸性泉は
微生物増殖が殆ど見られないはずなので、
もし一般生菌数だけで判断したのだとしたら、相当「長持ち」してしまう。
即ち、「新しい湯が少量でもOK」となるわけです。
反面、元が単純泉で水道水より蒸発残留物が少ないような薄い温泉なら、
ちょっとの「異物混入」で、一挙に変化するはず。。。。
(ちなみに前回の、「循環に強い温泉」も見てくださいな^^;;)
で、「何処まで変化したら、もうダメと判断するか?」
というのが実は、最も重要だったりします。
といったことを私はついつい考えたので、逆に専門家の見解ゆえに、
調査内容の詳細が気になってしまったのでした。
なお、よく考えれば当たり前のハナシなのですが、
「入浴者のマナー」が、水質に与える影響も十分に大きいです。
詳しくはまたいずれ別途記事にしたいところですが、
温泉を新鮮で清潔に保つためには、ちゃんと体を洗い
よ~く濯ぎ落としてから浸かりましょうね♪
(一部の野湯を除いて^^;;)
ん、なんか、ケロロテンプレートに合わない話題!?
※6/27、測定項目に「COD(化学的酸素要求量)」を追加しました。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/93977/2347930
この記事へのトラックバック一覧です: 新鮮な湯の必要量は?:
コメント
おはようございます。立ち寄らせていただきました。
本を読むと、けっこうざっくばらんにしゃべってますから、実際はもっと複雑なことをしているとは思いますが、よくわかりません。
投稿 ■温泉旅館の経営者が教える旅館選び■の松田 | 2006年6月24日 (土) 午前 10時35分
なるほど
ラーメンは美味しいまで読んだぞヨ(笑
投稿 フロリスト | 2006年6月24日 (土) 午前 11時30分
松田さん、フロリストさん、コメントありがとうございます。遅くなりましてスイマセン。
★松田さん、
もしかすると所長さんは、数多くの経験から判断されたのかもしれませんね。それに、一般向けの本だと、細かい実験データ書いても読む人居ないし(苦笑)
この記事で「データ命」みたいに受け取られたかもしれませんが。。。。そうとも言えない。詳しくはまた改めて記事にします。
★フロリストさん、
遠征ありがとうございます。私も徐々に再開し、温泉&麺ブログに挑戦中。Yahooは重くてね、こっちに移転しました。フロさんも来ませんか?(爆)
投稿 ケロケロほよよ? | 2006年6月27日 (火) 午後 10時04分