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2006年7月 5日 (水)

新鮮な湯の必要量、私見

「湯を新鮮に保つのに必要な量」についての先日の私の記事では、
まず様々な測定データありき、みたいな書き方をしていました。
説得性を高めるためには、測定データは有効ですが、
それが必ずしも全てではありません。
「様々な種類のもの」を数多く体験して来た人の実地経験による感触、というのも
結構、重要だったりします。

・・・と、言うか、実は「実験データ」を出すためにも、分析経験の豊富な技術者が
自分の経験から「詳細条件」や「最終判断」を定めたりしていますしね^^
(余談ですが、分析条件により数値は変動します、その点はまたいずれ別途。。。。)

それに、いくら理論的には理想的だったとしても、浸かるのは客=人間なので、
ユーザの最終意見がOKにならないと、事実上ダメ
なのと同様です。
逆もありえますが。理論的にはヤバそうでも、ユーザはOK出す、とかって。
食べ物とか、実際に人間が使うものは、最終的にはモニターの意見を重視ですよね。
温泉も全く同じではないか・・・・と。

で、ようやく本題ですが、私の意見です。
私も、必要量に付いては、科学的な裏付けがあるわけではありません。

松田さんの引用なさった本では、一人が占有する湯の容量を300Lとして
皮膚の接触面積と「換水率」の観点から、一人毎分0.5Lで十分と判断したようです。

私はちょっと別な観点から考えました。「モデル浴槽」を想定したのです。

モデル浴槽を「タテ2m×ヨコ3m×深さ50cm」くらいとすると、
この浴槽の総容量は、3000L
になります。
で、この大きさだと、足を伸ばして入れるのは5人が限界かと。

で、新湯の注入量が、本の通りに「毎分0.5L×5人=2.5L」とすると、
理論的には、完全にこの浴槽の湯が入れ替わるのに必要な時間(理論換水時間)は
3000[L]÷2.5[L/min]÷60[min]=20時間、となります。
(要は、空のモデル浴槽を満水にするのに必要な時間ですね^^)

ちょっとこれ、、長くないですかぁ?というのが私の「感覚」。
こんなに長くて、水質が維持できるのかな、とちょっと感覚的に疑問だったのでした。
実際には、「新湯」を足すのがこれだけでも、あとの残りをガンガン循環して
塩素消毒などもすれば、「清潔さ」は十分保てるようには思います。
ある程度濃いお湯であれば、一日弱ですから、大して特徴も変わらないでしょう。
しかし。

自分の願いとしては、この量は温泉を「売り」にするうえでの
「最低ライン」くらい
であって欲しいなぁと思います。
「新鮮さを保つのに十分」とまで言い切るには、この4~5倍くらいあっても良いかと。
くどいようですが、科学的な裏付けはありません。が、5倍にしてやっと、
理論換水時間が1/5=4時間=一日6回湯が入れ替え、程度ですからねぇ。。。
モチロン泉質や利用状態によっては、もっと少なくとも大丈夫そうですが、どうでしょう?

といった意見なのでした。
根拠裏付けが無い以上、どっちが良い悪い、とか言う話ではなく、
あくまでも「私の希望」なのですが、ご参考までに^^

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コメント

>ケロケロほよよ様

こんばんは、立ち寄らせていただきました。

浴槽を満タンにするのに20時間だと、まる一日つぶれますね。(笑)

実際は、もっと短時間でためていると思います。

例えば、源泉から浴槽にパイプを引いて湯を送っていると言っても、その間には貯湯槽として、いったん温泉をためるタンクがある場合があります。

源泉からの湧出量がもっとあれば、そのタンクにいったんためて、一気に浴槽に湯を入れることもできます。

あとは、浴槽は男女2ケ所あるように、複数もっている場合もありますから、1ケ所いったん湯を閉めて、もう1ケ所に集中してためるとか、色々方法はあると思います。

すべては源泉からの湧出量と経営者の考え方次第だと思います。

20時間とはいいませんが、加水などをしたくないために、8時間くらいかけて(夜中ずっと)源泉だけで浴槽をいっぱいにし、かつ適温にする宿の方もいる、と聞きます。

投稿 ■温泉旅館の経営者が教える旅館選び■の松田 | 2006年7月 6日 (木) 午後 09時41分

実に勉強になります。趣味で温泉のブログなんかやっていますが、仕事でも温泉を案内したりもするので、役に立ってます。

新鮮な湯の必要量は、確かにこれぐらいを最低のラインとしてほしいですね。最近の風潮では、最低のラインさえ守っておけばそれで良し的なものがありますから。

投稿 PBひひ淡州力 | 2006年7月 7日 (金) 午前 11時08分

松田さん、PBさん、コメントありがとうございます。

★松田さん、
そう・・・満タンに20時間、ちょっと長いですよね(苦笑)。
仰るとおり、湧出量は大きな影響を与えますし、施設管理者の考え方が正に問われますね。
加水しない「こだわり」も大切にしたいところです。

あ、ただ、個人的には、状況次第では加水もアリかなと思います。源泉100%であっても、あまり長時間の滞留は好ましくない場合もあるので。

★PBさん、
遠征&お褒め頂き恐縮です。また、PBさんにも同意いただけて嬉しいです。
上記の松田さんのブログもぜひ読んでください。松田さんは、色々工夫&努力されておいでの経営者の方ですよ♪

投稿 ケロケロほよよ? | 2006年7月 7日 (金) 午後 10時25分

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